NUI, Galway, Centre for Irish Studies
その優れた功績から、著名な小説家ジョン・マクガハン氏は、2001年1月にゴールウェイ大学アイルランド研究センターの客員教授に任命されました。ジョン・マクガハン氏とゴールウェイ大学は密接な関係にあります。マクガハン氏は長年にわたってゴールウェイ大学のサマー・スクールに貢献しており、1994年には当大学より名誉文学博士の学位を授与されています。マクガハン氏は、毎年数回にわたり、当研究センターの主催で朗読会を開き、また、アイルランドの生活や文化に関するセミナーを開催しています。
マクガハン氏の経歴は、作家と国家の間に存在するあつれきを示唆しています。1965年、二作目の小説『The
Dark』出版後に教職を解雇されたマクガハン氏は、ロンドンに渡り非常勤教員や建設作業員を経験します。その後、アイルランドに再び戻ってくるまでの間、文学の教授や訪問作家としてアメリカとイギリスの大学に在籍しました。外国生活を余儀なくされていた間、マクガハン氏は、『The
Leavetaking』、『The
Pornographer』、『Nightlines』、そして『Getting
Trough』といった、現代アイルランド・フィクション文学の中でも重要な位置を占める作品を発表しました。
『The Dark』は、抑圧された社会の中での思春期における困難を、妥協の無い方法で扱っています。また、その後発表された『Amongst
Women』においても、主人公モランの感情的な横暴さが、率直に表現されています。革命時に英雄的行為をすることができたモランは、家庭内や恋人の要望には応えることができず、また、自分と関係を持つ女性たちや、自分の子どもたちとの暴力的な関係に対しても無能力な男性として描かれています。
その多岐にわたる功績に加え、イースダーナ(Aosdána:アイルランド芸術家協会)会員への選出、アイリッシュ・タイムズ・フィクション大賞など各種の文学賞の受賞、そしてブッカー賞へのノミネートによって、アイルランドにおけるマクガハン氏の評価はさらに高まっています。
マクガハン氏の最新作『That They May Face the Rising
Sun』は、現役で活躍する偉大なアイルランド人作家が生み出した傑作として、評論家たちから絶賛されました。この作品のすばらしさを、ある評論家は、「これからこの小説を初めて手にする人に嫉妬をする」と表現しています。
ジョン・マクガハン氏について
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